塗装・表面処理

PAINTING & SURFACE TREATMENT

デザインレビューを正しく行うには、仕上げ・表面処理や塗装も量産品と等しく行う必要があります。より高い製品価値を決定付けるためには、優れたデザイン表現はもちろんのこと、丁寧に仕上げられる確かな表面処理技術が重要です。そこには最新のテクノロジーの導入とはまた別の、職人の細やかな技や感性が不可欠であることは、言うまでもありません。 極めて人間的な要素を生かすことで、豊かな製品の価値創造が可能となります。
アートウインズでは、カラーリング塗装、メッキ加工やアルマイト処理、シルクスクリーン印刷、レーザーマーカー、UVプリンターなど、表面処理における様々な技術分野を複合的に整備。それぞれの表現効果を組み合わせることで、お客様の多彩なニーズにお答えしております。

■ カラーリング塗装

弊社では2基の塗装ブースを保有。社内で調色から実際の塗装まで一貫作業しております。
塗装は(革)シボ塗装から光沢クリア塗装、UVクリア塗装、ゴム触感塗装、パール塗装、メタリック塗装などの特殊塗装まで対応しています。

■ シルクスクリーン印刷

編み目状のスクリーンの版からスキージによってインクを押し出し、印刷する孔版印刷です。

■ UVプリンター

弊社ではW610mm*D420mm*H150mmに対応したデスクトップ型UVインクジェットプリンタを導入しています。
UV硬化インクとLEDランプを用いたUVプリントは、素材の制約が少なく立体物や曲面、凹面にも印刷ができ美しいグラデーション表現が可能な6色プリント、透明素材への白インクの裏打ち、クリアインクによるグロス&マット仕上げや、同じ場所にインクを重ね打ちする厚盛りプリント等、多様化するニーズに柔軟に対応することができます。ギフトやノベルティをはじめ、カードや銘板などの工業用途に至るまで、製作可能ですので、是非一度お問い合わせください。

■ パット(タンポ)印刷

凹版オフセット印刷の一種で、金属版上に供給されたインクをラバー製のシリコンで拾い、製品に押し当てることで印字します。
印刷画線をそのまま拾うため、再現性に優れているほか、シリコンゴムの弾力性を利用することで3次元形状の被捺印物への転写も可能になるため、
多くの樹脂加工品から金属製品に用いられています。

■ レーザーマーキング

レーザーマーキングは、対象物にレーザ光を照射して表面を溶かす、焦がす、剥離する、酸化させる、削る、変色させることでロゴや商品名、シリアル番号や型番などを印字できます。
ラベルやプリントの場合、はがれたり、消えたりして印字の内容を識別できなくなってしまうこともありますが、レーザーマーキングなら消えてしまう心配もありません。
そのほか塗装の剥離ができるので、デザインモデル液晶部のダミー表示や、ロゴの形状に剥離してLEDを透過させることが可能です。
アルマイト剥離も可能なので、通電部の剥離にも使えます。

■ アクリル鏡面仕上げ

車のヘッドランプ等の試作品から各種展示台の製作に至るまで、鏡面クリア仕上げを必要とする様々なご要望にお応えしています。

■ 硬質クロームメッキ(樹脂メッキ)

ABS樹脂素地の上に金属皮膜を付け、メッキする電気金属膜の工法です。
クロムメッキにおいても6価クロムメッキと3価クロムメッキ(エンバイロメッキ)では明暗差などにおいて相違があります。
なお弊社では、環境保全の観点から、基本的に3価クロムメッキの使用をお勧めしております。

■ 真空蒸着メッキ

塗装のベースコート上に金属箔の蒸気を吹き付けて処理するアルミ箔膜蒸着の工法です。
鏡面を望まれる場合は、樹脂メッキと同様の研磨が必要です。ご利用の際は、トップコートの要不要をお知らせください。

■ 金属材へのメッキ

真鍮(BS)への銀(Ag)メッキ、炭素工具鋼(SK-4)へのパラジウム(Pd)メッキ、ステンレス301(SUS)へのニッケル(Ni)メッキなど、幅広く対応しています。

■ アルマイト処理 (着色アルマイト)

アルミニウムに耐食性や耐摩耗性を付与すること、あるいは着色・装飾することを目的とした表面処理が、アルマイト処理です。

■ ホーニング処理

ショットブラスト:主に硬質の材料に用いられ、大型の製品(建築金物など)に用いられる表面処理法。
サンドブラスト:エアーの圧力で砂(アルミナ、ビーズ、鉄粉)を打つ表面処理法。

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