VACUUM CASTING
試作検討をコストを抑えた上で、必要な数をできるだけ早くできないだろうか・・・。
そんなお客様の声に対してご検討いただくのは、真空注型による複製法です。
全行程がローテク手法の注型ではありますが、経験と勘を主体とする職人の技や下支えが必要であるように、見かけ以上に奥深い工法です。
クオリティーの高い製品をお届けするため、樹脂硬化不良となる原因究明に努め、
ゲート位置・注入高さの最適化や、素材・季節ごとの可使時間を調整し標準化を試みるなど、注型技術の深化にも余念がありません。
豊富な経験や匠の技により高精度の注型品を製作が可能ですので、是非一度お問い合わせください。
真空注型は、真空(負圧)の原理を利用し、熱硬化性樹脂をシリコン型の中で成形(キャスト)する、RIM成形の一種です。
シリコン型は切削加工品や光造形品等の現物(マスターモデル)から反転コピーして製作。ウレタン樹脂やエポキシ樹脂等を流し込んで複製いたします。
注型によるキャスティングは、金型の代わりにゴム型を用いるため、型費低減、短納期に対応できるなど、開発のイニシャルコストを抑えることができます。
同工法は代表的簡易型工法として工業試作品はもちろん、
フィギュア、ガレージキット、アミューズメント器具など、あらゆる少量生産品の分野において、多くの実績があります。
1型の耐久ショット数が20個ほどのため小ロットの製作に適しています。ボスやリブも一体で成形できますので、量産前の各種検証にお使いいただけます。
また表面転写性に優れ、型の細部まで忠実に再現した複製品を製作することが可能ですので、緻密さが要求される製品にも適しています。
カラーリング検討用に複数個おなじものが必要な場合、また予定販売数が少ない専門的な製品の場合などにも、コスト的に真空注型が有利です。
ウレタン樹脂系:ABS相当品 / PC相当品 / P P相当品 / 耐熱材 / ガラスビーズ入り軟質材(硬度指定も可能)
その他:アクリル相当品としてエポキシ樹脂での(透明)注型も承っております。
着色技術によりご指定の色で注型いたします。また2色・3色での注型も致しております。
あらかじめシリコンゴム型に金属部分などをインサートして注型することができます。
アクリルで製作した型にシリコンを流しこむことでシリコンゴムを成型する事が出来ます。
シリコンを調色も可能です。